ちょっと不思議な現象ですが、東日本大震災の影響とか、食材の不祥事や輸入食材への不安とか、いろいろあって本来だったらもっと“不使用”う謳うおせちが増えてもいいように思うんですが・・・
ちょっと大手系の通販サイトでたくさんあるおせちをあれこれ見てみるんですが、以外に“不使用”を謳うところが少ないんですね。
これはサイト管理人の勝手な想像ですが、もはや“不使用”を謳うには限界があるんじゃないかってことです。いや、要するにコストに跳ね返ってしまってかかっく競争力が無くなるというか。
これは単純な問題じゃなくって、原価の中に人件費が含まれているとすると、原材料を作るにしても有機農法とかは人件費がかかるという意味でもすごくコストがかかってくる。調理するにしても今ややもすれば若手の板前さんの中には、だし巻き卵が作れないような子も出てきている。
一流の看板を持つ料亭の、一流の板前さんが作ったおせち。これだったらなんとか技術力で“不使用”を謳えるのかもしれませんが、個数が作れない。これで商売になるのか、ということですね。
あと、うる側の問題として、完全に“不使用”を謳うのには、かなりのチェック体制が必要なんですが、納入業者とかメーカーとか、産地とか、全部チェックしきれないんでしょうね。
大変ですよ、これ。
で、もしこれをやったとして、万が一“不使用”チェックに漏れがあったら・・・
これが“虚偽表示”とか“偽造”とか言われちゃうわけですね。
で・・・
それでも“不使用”に挑戦している販社・加工業者もいるんですね。
これは食材を専門に扱う人たち。生活と生命がかかっているんですね。
ざっとこんな↓ところでしょうか。
我々が注文をすることで、彼らと一緒に安心安全の「おせち文化」が維持されるのだと思います。
●博多久松
●板前魂
※ここでいう“不使用”とは?
●中国産食材・食品の不使用
●合成着色料の不使用
●合成保存料の不使用
●添加物の不使用
などなど
ちなみにこちら↓も情報まとまってます。
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